グランヒル大阪の健康スマイル通信
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お薬やサプリメント 「過ぎたるは猶及ばざるが如し」

12月03
2022
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サプリメントを利用している方なら「大豆イソフラボン」、「リコペン」、「緑茶カテキン」、「DHA・EPA」、「ルテイン」、「ゼアキサンチン」などの名前を聞けば、ほとんどの方はご存知ではないでしょうか。
これらの成分は「ファイトケミカル」と呼ばれ、身体の老化や生活習慣病と密接な関係のある抗酸化作用を有しているものが多く、その他にも様々な機能性を有していることから植物由来の第7の栄養素として注目されています。
このように植物由来の成分が有用作用を有するのには、それなりの理由があります。
植物は動物と違って動きがとれませんので、例えば日差しが強くなった季節でも日陰に移動することができません。
そこで、自分の身を護るために紫外線による細胞の損傷を防ぐために抗酸化物質を作り出したり、昆虫や微生物の侵入に対抗するために抗菌活性作用を有する物質を作り出したりする必要があり、植物自身が生き延びるために環境ストレスに対抗する物質を作り出しているということです。
日常の食事でも動物性食品だけでなく、野菜や果物など幅広く取り入れることが大切なのは、三大栄養素をはじめとする栄養素の補給だけでなく、抗酸化成分などの補給も大切だからです。
しかし、ここで注意しなければならないのは、いくら身体によい成分だと言ってもたくさんとれば良いのかといえばそうでもないということです。
例えば、最近わかってきたこととして緑茶ポリフェノールは、高用量を毎日摂取し続けると肝臓や腎臓に障害を起こす可能性があることがマウスの実験で明らかにされています。
ファイトケミカルのように、少量(適量)で健康に良い効果を顕すことを「ホルミシス効果」と呼ばれていますが、ホルミシス効果として皆さまの身近で知られているものは「放射線」かと思います。
放射線は、ご存知のとおり大量に浴び続けると癌が発生することはよく知られている一方で、ごく低用量の放射線であれば免疫力が高まりむしろ身体によい効果をもたらします。
放射線のホルミシス効果を利用した癌治療の湯治として玉川温泉などが有名です。
お薬も異物ですが、ファイトケミカルも身体にとっては異物です。
お薬は服用量が少なくても効果は表れませんが、大量に服用すれば副作用が現れることは誰もが知っている事実です。適量を服用した時に適切な効果が現れて症状が改善します。
以上のことから、身体によいという成分であってもむやみに大量に飲用すれば良いというものではないということが言えます。
例えば、免疫力を高めるサプリメントもたくさん販売されていますが、このような健康食品でもある程度の量までは増量は有用と思われますが、一定量以上を服用するのであれば他の食品との組み合わせなどを視野に入れて使用するのが良いと思います。
即ち、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」ということを常に心にとめておくことも大切かもしれません。

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補完代替医療関連学会「統合医療機能性食品国際学会 第30回年会」で発表された演題

11月12
2022
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「AHCCは肝星細胞におけるサイトグロビン発現を誘導し
                   肝線維化を抑制する」
         大阪公立大学大学院 医学研究科機能細胞形態学 宇留島隼人ら

 肝星細胞は正常肝においては非活性型として存在していますが、肝障害時には活性化し肝再生に寄与します。一方、ウイルス性肝炎やアルコール性肝炎などの肝疾患時には肝星細胞の持続的活性化によりコラーゲンの過剰蓄積に伴う肝線維化が生じることがわかっています。肝線維化の終末像である肝硬変は肝がんの重要なリスクファクターであり、予後不良の疾患であることから、肝星細胞活性を介した肝線維化予防が臨床上重要であると考えられます。
AHCCはこれまでにも様々な肝保護作用が報告されていますが、肝線維化予防に対する効果を調べた報告はまだないため、AHCCの肝星細胞活性化に対する影響と肝線維化進展予防効果について研究を行いました。
その結果、マウスにAHCCを投与することによって肝星細胞からのコラーゲン産生が抑制され、肝線維化が抑制されました。
また、ヒト肝星細胞株HHsteC細胞にAHCCを添加したところ、肝星細胞活性化抑制タンパクの発現が増強しました。
これらのことから、AHCCは、肝星細胞の活性化を抑制し、肝線維化進展を抑制することに寄与している可能性が示唆されました。

   「認知症者の認知機能とBPSDへの
         ETAS50(アスパラガス抽出物)の効果について」
~二重盲検クロスオーバー試験~
                   日本医療大学 認知症研究所 銭本隆行ら

アスパラガス抽出物を飲用することにより、ヒートショックプロテイン70(HSP70)が誘導され、抗ストレス作用、自律神経調節作用、睡眠の質改善作用などに効果が期待され、認知症にも効果がある可能性が報告されていることをうけて、パイロット試験を行った結果、アスパラガス抽出物は認知機能そのものの改善に効果があり、さらにBPSD軽減にも効果があることが推測されたため、この度は二重盲検クロスオーバー試験を行う事により詳細に検証しました。
その結果、精神症状の「興奮」と「うつ」が有意に抑制され、「無関心」については有意傾向が見られました。
これらの結果より、アスパラガス抽出物は認知症の脳機能障害の改善に対して一定の効果があると考えられます。

これらの発表の他にも、例えば神戸大学大学院医学研究科外科学講座の柳本泰明らによる「膵癌化学療法における味覚障害に対するAHCCの有効性に関する二重盲検プラセボ対照無作為化試験」についてや、杏林大学医学部公衆衛生学教室白土健らによるアスパラガス抽出物(ETAS50)がCOVID-19の重症炎症を予防することによる重症化予防効果についての報告など、多くの研究結果が発表されています。

Posted in 代替医療通信

口の健康、気にしてますか?

11月12
2022
Written by admin
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11月8日は語呂合わせで「いい歯の日」であることから、日本歯科医師会は11月を歯と口腔の健康づくり月間として口腔内の健康に関心を持ってもらう取り組みを行っています。
口の健康を維持することは、日常生活や全身の健康にも良い影響を与えます。
今月は口の中の健康について、考えてみましょう。

★実はとても重要な口の健康
口腔には、食べる機能や、会話をしてコミュニケーションを取る機能、歌ったり楽器を演奏したりと様々な機能があります。生命維持に一番重要な「食べる」ためには、歯で食物を咬み(咀嚼)、飲み込む(嚥下)という一連の動作が必要です。そして食べ物や飲み物を口に含むと味や食感を感じて満足感につながります。しかし、口の健康が悪化すると下記のような症状が現れます。

●虫歯
虫歯菌と言われるミュータンス菌などが糖分を栄養にして酸を出し、その酸によって歯が溶けている状態です。
放っておくと痛みが出たりして日常生活に影響が出るだけでなく、最終的に歯を失う場合もあります。

●歯周病
歯周病は歯を支える骨や歯肉などに炎症が起きて徐々に破壊されていく病気です。主に細菌感染による炎症が原因で、最終的には歯がグラグラと不安定になり、歯を失う場合もあります。

●咀嚼機能や嚥下機能の低下
虫歯や歯周病の他、口の筋力が低下するなどが原因でうまく噛めなくなったり飲み込めなくなってしまう場合があります。特に高齢者の場合、物をうまく噛めなくなったり飲み込めなくなると、食事で摂るべき栄養が十分に摂れず、低栄養の状態になり、筋力の低下やエネルギーの低下などによって日常生活に支障が出て要介護になるリスクが高まります。

★口の健康が乱れると全身の健康にも影響?!
嚥下機能や咀嚼機能の低下による生活習慣が健康に与える影響もありますが、虫歯や歯周病などがその他の疾患に影響していることも報告されています。
虫歯が進行し、歯髄と呼ばれる歯の中心部の血管から炎症性の菌が入ると、その菌が全身を巡り菌血症を引き起こす場合があります。健康な人であれば免疫力で排除できますが、免疫力が落ちている人や高齢者などの場合は排除しきれずに臓器で繁殖すると、心内膜炎、腎炎、関節炎、皮膚炎などの原因になることが知られています。
また歯周病は糖尿病との関連性があり、糖尿病による免疫低下から歯周病が悪化することから、歯周病は糖尿病の合併症としても認識されており、糖尿病患者に歯周病の治療を行うことで血糖コントロールの指標となるHbA1cに改善が見られることも分かっています。
その他にも、歯周病は、心疾患や慢性腎臓病、呼吸器疾患、骨粗鬆症、関節リウマチ、メタボリックシンドローム、がんなど、さまざまな全身疾患と関連していることが報告されています。歯周病を治療することにより口腔の健康を維持することは、全身の健康維持にとっても重要であるといえます。

★口の健康はこうやって保ちましょう
口腔ケアの基本は、自分自身で行う毎日のケアと歯科医師・歯科衛生士によるケアがあります。
自分で行うケアの代表が毎日の歯磨きです。歯を1本ずつ、歯間や歯茎との間も含めて丁寧に行い、場合によっては薬効成分が含まれた歯磨き剤を使用するのも有効です。
また食事の時は左右両方の歯をバランス良く使ってよく噛んで食べることも大事です。噛むことで唾液の分泌が促されて口腔内を清潔に保てるほか、口腔内の筋力を使うことで咀嚼・嚥下機能の維持にも役立ちます。
また定期的に歯科検診を受けて、歯石の除去などを行うことで、歯の健康維持や歯周病予防にもつながります。
ところで、緑茶に含まれるカテキンはプラーク(口腔内の細菌の塊で虫歯や歯周病の原因になる)を付きにくくする作用があるので、歯の健康が気になる方は、日ごろから緑茶を飲むようにしてはいかがでしょうか。

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アンチエイジング(抗加齢)で注目される「NMN」~免疫力の低下を防ぐために日常生活を見直そう!~

11月05
2022
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食生活で最も重要なことは、生命を維持するために必要な栄養素である「糖質・脂質・たんぱく質・ビタミン・ミネラル」を摂取することです。
飽食の時代と言われる今日において、これらの栄養素は十分に足りていると思われがちですが、特に若い世代ではファストフードやインスタント食品などを食べることが多くなり、栄養のバランスが崩れがちになっていることに気づいていない方も多いようです。
厚生労働省が定める日本人の食事摂取基準に対して、性別や年齢を問わずに必要量に達しているのは糖質・脂質・たんぱく質の三大栄養素と言われるものですが、男女ともに年齢を問わず不足傾向にあるのがビタミンとミネラルです。
多くの方は、ビタミンやミネラルが不足しているという認識はないように思いますが、ビタミンやミネラルの中でも、ビタミンA・C・D・E、亜鉛などは特に免疫機能をサポートする栄養素として重要で、野菜やフルーツ、魚類を食べる習慣がない方は、これらの成分が不足がちになりやすいと考えられます。
また、野菜を食べるにしても、ただ食べれば良いというものではございません。
野菜の細胞を取り囲んでいる細胞壁は食物繊維でできているため、吸収をよくするためにはよく噛んで食べることが大切です。
厚生労働省では、野菜は1日350g以上(目安として緑黄色野菜を120g、淡色野菜を230g)食べるように推奨していますが、しっかり噛んでこの量を毎日食べるのは、やはりハードルが高くなりそうですね。
そこで、日常の食生活を見直すことを心がけながら、それを補う形で「マルチビタミン&ミネラル」のようなサプリメントを上手に取り入れることも有用かも知れません。
その他には、最近ではコンビニでも主菜や副菜として1人分ずつ適切な量のものが販売されるようにもなっていますので、これらを利用することも良いでしょう。
ここで注意が必要なことは、このようにいくら食事に気をつけていても、ストレスや睡眠不足などが継続すると免疫機能はダメージを受けることになります。
時間に追われている日常生活の中で、食生活に気配りする以外にも、ゆっくりとお風呂に入ってリラックスすることや、好きな音楽を聴く事、面白い番組を見ること、適度な運動を行うことなどを取り入れて、自分がリラックスできる時間を作る工夫も大切です。
さらにはストレスの軽減や睡眠の質を高めることなどを応援するサプリ、例えば「思いやりのPQQ」を摂取することも有用かも知れませんね。
免疫力の低下を防ぎ、健康維持していくために、食生活をはじめとした日常生活の習慣を見直していくことが、今の時代に大切なことだと思われます。

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AHCC摂取によるHPV感染消失の可能性!

10月15
2022
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この度、米国テキサス大学医学部ヘルスサイエンスセンターのジュディス・スミス教授らの研究により、医療機関向けAHCCの継続的摂取により、免疫系が補完されヒトパピローマウイルス(HPV)感染を消失できる可能性を第Ⅱ相臨床試験で確認し、オンライン雑誌「Frontiers of Oncology」(2022.6.22付)に掲載されました。
同教授らは、2013年10月開催のアメリカ癌統合医療学会、2014年3月開催の婦人科腫瘍学会において「動物モデル試験」の結果を発表された後、2014年10月には第11回アメリカ癌統合医療学会で「ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染した女性にAHCCを投与するとウイルスが死滅する」というヒトへの応用を目指して実施した予備臨床試験結果について発表されています。
この度の論文発表は、さらに研究を進めて得られた研究成果です。
HPVの持続感染は、子宮頸がんの主な原因と考えられていますが、通常は感染しても免疫系が働いて自然にHPVが排除されていきます。しかし、感染が持続すると子宮頸がんの前がん病変を生じ、子宮頸がんの発症へとつながってまいります。
この度の研究では、無作為化プラセボ対照二重盲検比較試験を実施し、高リスク型HPVに2年以上持続感染している女性が被験者として参加しました。
AHCCグループに割り当てられた被験者が医療機関向けAHCCを1日4包6ヶ月間摂取したところ、22名中14名が陰性となり、さらに継続して6ヶ月間プラセボを摂取したところ、14名中9名に陰性が持続されました。
一方、12ヶ月間プラセボを摂取したグループは、19名中わずか2名の陰性でした。
その後、陽性であった一部の被験者が非盲検でAHCCを6ヶ月間摂取したところ、12名中6名が陰性となりました。
日本における子宮頸がんの罹患者数は年間1万例、死亡者は年間約2,800人を超えると言われています。
HPV感染の予防策としてワクチン接種がありますが、この度の研究発表により、AHCCの摂取はHPV感染対策として有用な手段のひとつとなりうる可能性を示唆していると言えそうです。

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寒暖差アレルギーにご用心

10月15
2022
Written by admin
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季節の変わり目、特に夏から秋にかけて気温が下がる時季になると、くしゃみや鼻水が止まらなくなることはありませんか?その症状は、ひょっとすると寒暖差アレルギーかもしれません。
実は、体感する寒暖差によって引き起こされる寒暖差アレルギーというものがあります。
今回は、特に今の時季に気を付けたい寒暖差アレルギーについてご紹介します。

★寒暖差アレルギーとは?
寒暖差アレルギーは、アレルギーと言っても花粉症などとは違い特定の原因物質はありません。
一般に寒暖差アレルギーと言われているのは、医学的には「血管運動性鼻炎」と呼ばれ、温度差が刺激となって鼻の粘膜の血管が広がり、粘膜が腫れることで引き起こされる症状と考えられていて、温度差が7℃以上になると発症しやすいと言われています。
寒暖差によって、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状が起こることは分かっていますが、その原因はまだはっきりとは分かっていません。しかし、その一因として自律神経のバランスが影響していると考えられています。
自律神経は交感神経と副交感神経がバランスを取ることで機能しています。体が活発に活動したり緊張状態になると交感神経優位となり血管が収縮し血圧や心拍数を上昇させ、リラックスした状態になると副交感神経優位となり、血管が拡張し血圧が低下して心拍数も減少します。
体の様々な機能は自律神経によって調節されていて、鼻の粘膜にある血管の収縮や拡張も自律神経によって通常は適切に働くようにコントロールされています。
しかし激しい寒暖差による刺激を受け続けると自律神経のバランスが乱れ、鼻の粘膜の血管の収縮・拡張の調節がうまくいかなくなると、鼻水や鼻づまり、くしゃみなどの鼻炎の症状が表れやすくなると考えられています。

★寒暖差アレルギーを防ぐには
寒暖差アレルギーの予防には、大きな温度変化を感じないようにすることと、自律神経のバランスを整えておくことが大切です。
大きな温度変化を感じにくいようにするには、その場所の温度に応じて衣服で調整するのが最も手軽です。
また、首は大きな血管が多く通っていて体温の維持にはとても大切なので、これからの時季、寒くなってきたらマフラーや襟の高いアウターなどで首元を暖かくしておくことも大切です。
皮膚表面近くの太い血管は手首や足首にも通っているので、手袋や靴下などでこの部分をしっかりガードすると、効率よく血流を促進することができます。
さらに、筋肉量が減ると体内で作られる熱量が少なくなって体温調節がしづらくなりますので、筋肉量を維持するためになるべく体を動かすことも心がけましょう。
自律神経を整えるためには、規則正しい食生活とリラックスできる時間を作ることが何より大切です。
栄養バランスの整った食事を心がけ、ストレスを溜めず、質の良い睡眠を十分に取るようにしましょう。
また、しっかり40℃前後の湯船にゆっくりつかる入浴は、体温維持と自律神経の両方に良いですので、温かくてリラックスできる入浴で体調を整えましょう。

★症状が出たらどうするの?
症状が軽い場合は短時間で症状が止まったり、市販の点鼻薬などの鼻炎薬で対処できますが、症状がひどい場合や長引く場合は耳鼻咽喉科を受診しましょう。
寒暖差アレルギーの症状は、風邪やアレルギー性鼻炎のように、ウイルスやアレルギー物質によって引き起こされるわけではないので、症状を和らげる対症療法が中心となります。
アレルギー性鼻炎の治療でも使われる抗ヒスタミン剤や点鼻薬などを使って症状を和らげますが、それでも症状が治まらない場合は、レーザー治療を行う場合もあります。
しかしこうした治療によって根本的に寒暖差アレルギーが治るわけではないので、日ごろから自律神経を整え、体温を下げないようにして、寒暖差アレルギーを予防することが大切です。

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アスパラガスに秘められた健康長寿効果!

10月08
2022
Written by admin
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仕事などで疲れて家に帰ってからお風呂のお湯に身体を沈めると、思わず「ふ~」と声が出てしまうくらいに、気持ち良くリラックスするものです。
このリラックス感だけでも、自律神経のバランスを整えてくれて、免疫力アップにつながるのですが、お風呂の効果はそれだけではありません。
身体を温めることにより体温が上昇し、体内で「ヒートショックプロテイン(HSP)」というたんぱく質が増えるのですが、このHSPこそが、健康長寿につながる注目の物質です。
ヒートショックプロテイン(HSP)は、細胞が熱や虚血、紫外線、化学物質などのストレスにさらされた時に細胞の修復や保護をするために発現するたんぱく質で、傷ついた細胞を修復する「細胞の修理屋さん」という表現で知られています。
HSPは、その分子量の違いによりHSP60や70、90などに分類されますが、一般的にHSPと言えば、HSP70の事を言います。
さて、体内でたんぱく質が複雑に絡み合って、異常なたんぱく質が蓄積した病気を総称してフォールディング病と言いますが、難病として知られている筋委縮性側索硬化症(ALS)や、アルツハイマー病、パーキンソン病などもフォールディング病と考えられており、HSP70はそれらの疾患により異常なたんぱく質が蓄積するのを防ぐ作用があることが報告されています。
最近の研究では、認知症の原因物質として知られているアミロイドβやαシヌクレインなどの細胞内の蓄積を抑制することも報告されています。
日本人は世界的に健康長寿の国ですが、和食文化(魚類や海藻類、キノコ類などの摂取、緑茶の飲用など)に加えて、お風呂に入る習慣により常にHSPを発現させていることも良い影響を及ぼしていることが原因なのかも知れません。
そのHSPを増やすことが確認された素材のひとつに「アスパラガス抽出物」があります。
「アスパラガス抽出物」の摂取により、より一層健康長寿を目指すのも良い方法かも知れません。

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AHCCによる免疫チェックポイント阻害薬の効果を高める可能性について!

9月17
2022
Written by admin
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免疫チェックポイント阻害薬と言えば、「免疫抑制の阻害による癌治療法の発見」として、2018年に京都大学特別教授の本庶佑氏が日本人5人目となるノーベル医学生理学賞を受賞したことで話題になったことで記憶に新しいところです。
現在では、免疫チェックポイント阻害薬は国内でも保険適応され、多数の医薬品が使用され、がん治療方法のひとつとして確立されています。
しかし、人によって効果が現れにくい場合があることが指摘され課題となっています。
なぜ、効果が現れやすい人と現れにくい人がいるのか、その違いはどこにあるのかとい
う研究が継続される中、最近の研究により免疫チェックポイント阻害薬で効果が現れやすい人の腸内細菌叢において特徴的な腸内細菌をもっていることが明らかになり、酪酸産生菌であるRuminococcaceae は、その特徴的な腸内細菌のうちのひとつであることがわかっています。
この度、米国イェール大学の研究者らにより、「AHCCのマウス大腸がんにおける免疫チェックポイント阻害薬による抗腫瘍効果増強作用」についての研究成果が2022年4月に論文掲載されました。
この研究では、マウスに大腸がん細胞を移植し、免疫チェックポイント阻害薬とAHCCを併用投与したところ、免疫チェックポイント阻害薬単独に比べて腸内細菌Ruminococcaceaeが増加し、T細胞が活性化され、がん細胞の増殖が抑制されたことがわかりました。
これらのことにより、AHCCは免疫チェックポイント阻害薬の効果を現れやすくし、抗がん作用の効果を高める可能性が示唆されました。
この研究では、動物実験による結果であることや一部のがん種に対する結果であることから、さらなる検証が必要であることは言うまでもございませんが、数なくともAHCCが免疫チェックポイント阻害薬に悪影響を及ぼさないことが示唆されたものと思われます。今後のさらなる研究に期待したいところです。

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旬は2回?!カボチャの健康成分

9月10
2022
Written by admin
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まだ真夏の暑さが続いていますが、こういう時こそ栄養価の高いものを食べて体調管理に役立てたいですよね。
この時季、実は旬を迎えているのがカボチャです。冬至に食べるイメージから、冬が旬だと思われていることも多いようですが、実は、カボチャは夏と冬の2回、旬の時季を迎えます。
今回は、栄養たっぷりなイメージのあるカボチャの健康成分を見てみましょう。

★旬が2回とはどういうこと?!
カボチャが最も収穫されるのは、本州で7~8月頃、北海道で8~10月頃で、スーパーなどでもよく出回るようになります。なぜ秋~冬の時季にかぼちゃが食べ頃になるのかというと、収穫してすぐよりも、追熟させた方が水分が抜けて味が良くなるからです。夏の獲れたてのかぼちゃは、水分が多く、甘みもあっさりとしています。
このかぼちゃを秋~冬頃までじっくりと追熟させることで、甘みがギュッと詰まったかぼちゃになります。
国産かぼちゃは収穫がはじまる初夏の頃から出回りはじめますが、安く購入できるのは、かぼちゃがもっとも出回る9~11月頃です。
カボチャはスーパーで年中見かけますが、1~6月頃は海外産のカボチャがよく並ぶようになっています。

★カボチャにはビタミン類がたっぷり
カボチャの果肉の黄色や、皮の緑色の色素成分であるβ‐カロテンは、がんや老化、免疫機能の低下などに関わる活性酸素の発生を抑える抗酸化作用があります。さらにβ‐カロテンは、体の中でビタミンAに変化します。ビタミンAは、皮膚や粘膜の免疫力を高める働きがあります。
またビタミンCも多く、100gあたりなんと16㎎で、成人男性の1日の推奨量のおおよそ16%に相当します。
100gというと、煮物にしたカボチャ4切れか5切れほどになりますので、一度に食べられる量ですね。
ビタミンCは、β‐カロテンと同様に抗酸化作用があるほか、ストレスや風邪への抵抗力を強める栄養素です。
さらに、ビタミンEもたっぷりで、カボチャ100gあたりには、5.1㎎のビタミンEが含まれており、成人男性の1日の目安量の半分以上を補うことができます。
ビタミンEは強い抗酸化作用があるため、細胞にダメージを与える活性酸素から体を守る栄養素です。
なおビタミンEは、ビタミンAやビタミンCと一緒に摂ることで、より抗酸化作用が高まるので、ビタミンA・C・Eをすべて含んだカボチャを食べることで効率的に補うことができますね。

★カリウム&食物繊維もたっぷり!
カリウムは、体内のナトリウム、すなわち塩分を体の外へ出すことを促すミネラルです。
近年、野菜や海藻類の摂取量が少なくなったことから、日本人のカリウム摂取量は年々減少している と言われています。一方で、血圧が高くなる要因の塩分摂取量は多くなりがちです。
カボチャ100gに含まれるカリウムは400㎎であり、成人男性が1日に必要なカリウムの目安量のおおよそ16%を補うことができます。
さらに、カボチャには食物繊維も豊富に含まれています。食物繊維は、便通を促して腸内環境を整えるほか、脂質や糖質を吸着し、排出させてくれます。
カボチャは、健康だけでなく、美容にも優れた成分をたくさん含んでいる野菜だと言えます。
ただし、カボチャは糖質の多い野菜でもあります。100gあたり17gとなっていて、他の野菜と比べると多いので、健康に良いとは言っても、食べ過ぎて糖質過多にならないように気を付けてください。

カボチャを使った料理と言えば、煮物、天ぷら、素揚げ、ペーストにしてサラダ、ポタージュスープなどがある他、パイやプリンなどのスイーツにも利用されています。
カボチャは、煮ても焼いても、茹でても、揚げても、スープやペーストにするなど、幅広い形で料理に使うことができます。暑い時季、寒い時季に合わせた料理で、2回の旬を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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パーキンソン病についての最近の話題!

9月03
2022
Written by admin
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パーキンソン病といえば、ほとんどの方が聞いたことがあると答えるぐらいの一般的な病気です。
高齢者に発症することが多く、脳内の神経伝達物質「ドパミン」という物質が減ってくるため、身体の震えや筋肉のこわばりなどにより転びやすくなる症状を特徴とする病気です。
その治療の基本は、薬物治療が中心ですが、脳内でドパミンに変換する「レボドパ」をはじめとして、脳内の細胞で不足したドパミンを補うことにより症状を緩和することを期待します。
ここで気づく方も多いと思いますが、治療で使われる薬は「症状を緩和する」のであって、「治す」ための薬ではないということです。
実はパーキンソン病の根本的な原因がまだ明らかにされておらず、パーキンソン病の根本的な治療薬はまだありません。これだけ科学が進んでいる世の中であっても原因不明の病気もまだまだたくさんありますが、パーキンソン病もそのうちのひとつです。
現在知られているパーキンソン病発症の主なメカニズムについては、「酸化ストレス説」「ミトコンドリア説」「α-シヌクレイン説」「カルシウム調節異常説」などが知られています。おそらくどれか一つの原因で発症するのではなくて、いくつかの要因が複雑に絡み合って、結果として脳内神経伝達物質「ドパミン」が不足することにより発症するものと考えられます。
「酸化ストレス説」の考え方は、ドパミンの代謝過程で悪玉酸素と言われる活性酸素を発生することがわかっており、その活性酸素が脳細胞に悪影響を及ぼしているのではないかというものです。
「ミトコンドリア説」は、ミトコンドリアはそもそも独立した別の生命体だったものが、私たちの体に入り込んで共生していると考えられており、今まではエネルギーを産生するために大切な細胞内小器官だと考えられていました。しかし、今ではミトコンドリアの研究が進歩し、それだけでなくその他にも様々な重要な働きをしていることがわかってきました。
そこで、パーキンソン病だけでなく私たちの健康維持にはミトコンドリアの機能の低下を防ぐことが重要であると同時に、活発なミトコンドリアの量を保つことが大切と考えられます。
「α-シヌクレイン説」は、α-シヌクレインの塊(凝集体)が、ミトコンドリア機能を低下させ、細胞を死滅させることもわかっています。最近では、「細胞内のゴミ」という表現をされることも多くなってきました。
全くの余談になり恐縮ですが、α-シヌクレインは虫垂に蓄積することが多いと言われ、虫垂を切除している人はパーキンソン病になりにくいという報告もあります。
さて、パーキンソン病発症について様々な説を紹介しましたが、これらの説に対して理論的に有用であると思われる健康成分が「PQQ」です。
最近の「PQQ」の研究の中で、強力な抗酸化作用やミトコンドリア新生・活性作用、α-シヌクレイン凝集抑制作用などが報告されています。
もちろん、これらの研究報告だけでPQQがパーキンソン病を予防・治療できる成分だと言えるものではございませんが、少なくとも私たちの健康維持に有用な成分であることは間違いないものだと思われます。

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