イムバランス(麹菌発酵大豆培養物)は、味噌用麹菌を用いて独自の技術により脱脂大豆を発酵させて得られた物質で、これまでの研究では小児アトピー性皮膚炎に対する効果をはじめ、花粉症などのアレルギー疾患に対する有用性や「NASH」抑制効果、慢性腎不全に対する有用性などが報告されています。
この度、妊娠例の免疫比Th1/Th2正常範囲を調査した後、Th1/Th2比と不妊症との関係を調査し、イムバランス摂取によるTh1/Th2比バランスの改善と妊娠とのかかわりを調査しました。
不妊症の原因には、複数の要因が考えられていますが、最近では免疫機能の不均衡も不妊リスクのひとつとして考えられるようになってきました。しかし、その治療法についてはまだ確立されていません。
そのような中で、この度免疫機能不均衡による難治性不妊症患者がイムバランスを摂取することによりTh1/Th2比バランスの改善がみられ、妊娠率が顕著に上昇したことを
「アレルギーの臨床」(2022年4月号)で報告されました。
今後、さらなる症例数を増やしていく課題は残されていますが、特にアレルギー疾患を有しているような免疫不均衡の不妊症患者の妊娠率の改善に、イムバランスの摂取は有用であるかも知れません。
麹菌発酵大豆培養物「イムバランス」免疫不均衡による難治性不妊症に対する影響について~ アレルギー疾患の方における不妊症治療に朗報 ~
夏は自律神経が大変なことに?!
いよいよ夏本番、厳しい暑さが続いていますが、夏になると体調管理が大変です。
夏バテのような体調不良は、暑さによる体力の消耗だけでなく、睡眠不足、食欲低下など様々なことが要因となりますが、体調維持に大切な自律神経の働きが乱れることも要因となることもあります。
今回は、夏の体調不良に関連する項目を中心に、自律神経についてご紹介します。
★そもそも自律神経とは?!
自律神経は交感神経と副交感神経に分かれ、切り替わりながら常に体の内部環境を一定にするように働いています。日中には交感神経が優位となり血圧や脈拍を上げて活動状態にします。日が暮れて夜になると副交感神経が優位となり、血圧や脈拍を下げて体をリラックス状態にします。
また自律神経は、気温の変化に応じて、血流や発汗を調節して体温を一定に保つ働きも担っています。暑いときは体の表面に近い細い血管を大きく拡張させて血流を増やしたり発汗させたりすることで、体内の熱を体の外へ逃がして体温が上がらないように調節します。逆に、寒いときには血管を縮めて血流を減らすことで、できるだけ熱が体外へ逃げないように調節します。
自律神経は、体を外界の変化に適応させ、体内環境を保つために日夜不休で頑張ってくれています。
★自律神経が乱れると、どうなる?!
夏は自律神経の負担がさらに大きくなります。暑さ、室内外の温度差、紫外線からの防御反応などによって自律神経を酷使すると、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかなくなり、バランスが崩れてしまいます。
すると、自律神経系が支配している臓器でも不調が発生し、胃腸の不調や食欲不振、睡眠障害、めまい、抑うつなど様々な症状が起こってしまいます。
また、自律神経系の不調が悪化すると、睡眠が十分にとれなくなり、胃腸の調子も乱れて体全体が重だるくなるので、脳の疲労回復も滞り、気力低下や抑うつといったメンタルの不調も発生しやすくなります。
自律神経の乱れはなかなか体感できないため、日ごろから自律神経のバランスを崩す要因を作っていないか気を付けることが大切です。
★自律神経を労わってあげましょう
自律神経を酷使しているかな?と感じたり、何となく体調不良や精神的な辛さが続いている時は、自律神経に優しい生活を送るようにして、自律神経を労わってあげましょう。
(1)睡眠はしっかりとる
夏は暑さで睡眠が乱れて疲れを翌日に残してしまうことも多くなります。先月号でご紹介したように、エアコンをうまく使うなどして、しっかりと休まる睡眠をとりましょう
(2)リラックスできる時間を作って、ストレスを溜めない
少しの時間でも、自分に合った心身のリラックスや気分転換になることを取り入れてみましょう。
夏であれば風鈴の音を聞いたり、海や山などの自然の中で過ごしたり、自然の映像を見ても良いですね
(3)日焼け対策はしっかりと
日焼けをすると炎症と脱水が起き、交感神経が過剰に優位になる原因になります。対策をしっかりしましょう
(4)起きたらコップ1杯の水を飲んで日光を浴びる
特に夏は睡眠中にも多く汗をかいています。体内の水分が減ると血流が悪くなり、自律神経の働きにも影響を与えるので、水分補給をしましょう。また、日光を浴びることで生活のリズムを作ることができ、自律神経の働きを正常に戻しやすくなります
日頃から自律神経を労わって、元気に夏を乗り切りましょう!
夏に活躍する”漢方薬”
暑いこの時季になると、熱中症での救急搬送については毎日のように報道されるようになってきますが、熱中症予防には特に気をつけたいものです。
なんと言っても熱中症は、致死的疾患で、特に注意しなければならない高齢者は体温の調節がうまくできなかったり、脱水予防のために水分補給をすすめても「のどが渇いていること」がわからない場合もあり、意外にも屋内で熱中症によって倒れるケースも少なくありません。
熱中症を発症してしまった場合は、身体を冷やすことや点滴治療が最優先ですが、予防対策としては、脱水予防効果が期待できる「五苓散(ごれいさん)」という漢方薬も有効と考えられています。
「五苓散」は、脱水予防だけではなく、熱中症から起こる「頭痛」などに対しても効果を発揮すると考えられています。
また、熱中症からの回復期や暑熱障害(いわゆる暑気あたり)による全身倦怠感や食欲の低下、下痢などには「清暑益気湯(せいしょえっきとう)」が良いと言われています。
さらに、暑い夏の夜の睡眠障害も疲労を蓄積してしまう原因にもなりますが、睡眠障害対策には、まずは「黄連解毒湯(おうれんげどくとう)」や「酸棗仁湯(さんそうにんとう)」がお勧めです。
「黄連解毒湯」は、脳が興奮状態にあるときに落ち着かせてくれます。「酸棗仁湯」は、仕事や介護などで疲れて眠れないときに有効です。これらの漢方薬を併用する方法もあります。
これらの漢方薬でも睡眠障害が改善しない場合は、寝る前に「加味帰脾湯(かみきひとう)」を試してみるのも良いかも知れません。加味帰脾湯は、疲れを取り除き、朝の目覚めを良くする効果があると言われています。
このように暑い夏を乗り切るためには、まずは水分・ミネラル成分の補給をしっかり行い、気温が高い日には無理な外出を避け、室内は適度に冷房を入れて、しっかりと睡眠をとることが最も大切なことですが、その上で、熱中症予防対策として漢方薬をうまく取り入れることも良いかも知れません。
暑い夏を乗り切るために、自分にあった方法を、かかりつけ医師と日ごろからよく相談しておくことも大切なことかも知れません。
新発見「ビタミンB2の新たな機能!」~ ミトコンドリア機能低下を改善 ~
ビタミンB2と言えば、もう100年以上前に発見されている誰もが知っている水溶性ビタミンのひとつです。そんな身近なビタミンB2ですが、この度神戸大学バイオシグナル総合研究センターの研究グループにより、ビタミンB2がミトコンドリアを活性化することにより細胞老化を抑制するという新たな機能性について報告されて話題になっています。
なぜ、このことが話題になっているかといえば、細胞老化抑制のメカニズムが、「ミトコンドリアを活性化することによる」というところにあります。
ミトコンドリアと言えば、私たちが生きていくうえで、体内で消費するエネルギーの95%以上を作り出している細胞内小器官であることから、エネルギーの生産工場としてよく知られています。
しかし、ミトコンドリアの機能はそれだけでなく、最近の研究の中でミトコンドリアの新たな機能性について次々と明らかにされてきています。
例えば、ミトコンドリアの機能低下と疾患のかかわりについて、パーキンソン病、認知症、心臓病、糖尿病などの他、がんとの関係も明らかになっています。
がんとの関わりについて焦点をあてると、健康な人でも毎日数千個のがん細胞が発生していますが、例えばNK細胞などの体内に備わっている免疫機能の働きにより排除されることもありますが、がん細胞の自滅を誘導する「アポトーシス」を誘導して排除するというメカニズムもあります。
アポトーシス誘導には様々な因子が関わっていますが、そのひとつにミトコンドリアが関与しています。
即ち、がん細胞という異常な細胞の細胞分裂を妨げようとするために、ミトコンドリアからチトクロムCという物質を放出してアポトーシスを誘導し、がん細胞を消滅させています。
このようにミトコンドリアの活性化は、私たちの健康と切っても切り離せない関係にありますが、ミトコンドリアは加齢とともに減少していくことがわかっており、老化現象とも深い関りがあるため、健康長寿を保っていくためには、体内のミトコンドリアを増やしていくことや活性化してくことが重要になります。
そんな中で、身近なビタミンB2のミトコンドリア機能低下を改善するメカニズムについて、国際学術雑誌に掲載されたことが専門家の間で注目を集めています。
たかがビタミンB2、されどビタミンB2ですね。
今後も、ミトコンドリアと健康との関わりについての研究がますます盛んに行われ、新たな知見が次々に得られてくることが期待されます。
真夏の睡眠対策
今年も厳しい暑さが続く季節になってきました。例年、これからしばらくは熱帯夜となることも多くなり、毎日の睡眠にも大きな影響を与える時季です。
日中の暑さで体力を奪われる上に、睡眠が不十分だと疲労が蓄積し、夏バテや体調不良の原因になることもあります。今回は寝苦しい夜でもできるだけ疲労回復につなげられる睡眠を取るアイデアをご紹介します。
★ぐっすり眠るとは、どういうこと?!
睡眠時間や睡眠の質が不十分で、睡眠への不満を感じやすい夏の季節ですが、そもそも良い睡眠とはどういうことなのでしょうか。「しっかり寝てスカッと起きる!」と言ってしまえばそれまでですが、少し詳しく見てみましょう。
人の睡眠には、大きく分けて浅い「レム睡眠」と深い「ノンレム睡眠」の2つがあります。体は休んでいるものの脳は活発に動いているのがレム睡眠、脳も体も深い休息状態にあるのがノンレム睡眠です。ノンレム睡眠はさらに3段階に分かれ、このうちの3段階目が「深睡眠」と呼ばれる、最も深い眠りです。
睡眠時間は30代以上であれば6時間半から7時間半程度あると理想的ですが、そのなかでも最も大事なのが最初の4時間で、この4時間に2回以上深睡眠が訪れると、大半の疲れが取れると言われています。深睡眠をとるためには自律神経の状態やホルモンバランスが大切であり、入眠に向けてその条件を整えていく必要があります。
★ぐっすり眠るためには睡眠前の行動が大切です!
快適な入眠には、自然な眠りを誘う「メラトニン」というホルモンがしっかり分泌されることが不可欠です。メラトニンは強い光によって分泌が抑制されるため、昼間は少なく、日没以降に増えます。
メラトニンは「セロトニン」という別のホルモンが原料になって作られます。そして、セロトニンは、朝日を浴びると分泌されるという性質があります。朝日を浴びるとセロトニンが分泌され、そこからメラトニンが作られ、メラトニンの働きで日没以降徐々に眠くなり、すんなり入眠できるという、良い睡眠サイクルになります。
しかし、夕方以降に強い光を浴び続けることは、快適な入眠の妨げになります。特に、蛍光灯などの青白い光はメラトニンを抑制する作用が強いため、夜は室内の照明を白熱灯など、温かい色の光に変えると良いでしょう。
また、パソコンやスマホから出るブルーライトにもメラトニンを抑制する働きがあり、さらにはスマホなどを見続けることで自律神経が交感神経優位になって脳が興奮状態になるため、スムーズな入眠の妨げとなってしまいます。睡眠の質を高めるなら、パソコンやスマホは寝る1時間前までには見るのを止めるようにしましょう。
★寝る時のひと工夫で寝苦しさが軽減するかも?!
夏の睡眠にとって一番大切な暑さ対策で重要になるのが、エアコンの使い方です。
暑さが厳しい時期は、睡眠時でもエアコンを切らずに一晩中使用することも勧められています。
しかし、エアコンの風が苦手な方や、一晩中使用するのに抵抗があるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その場合は、タイマーを使って3~6時間程度で切れるようにしておくと、入眠時から睡眠が深くなるころまでは過ごしやすい気温が保たれるので、暑さのために途中に起きてしまうことを少なくすることができます。
あるいは、エアコンは弱めにして、扇風機を使う方法もあります。その場合は、表面に太い血管の通っている足首あたりに風を当てると深部体温が下がりやすく寝入りが良くなります。
ただし、あまり長時間ずっと風が当たり続けないように気を付けましょう。
また、最近では通気性が良かったり、冷感タイプのシーツや枕などもありますので、そういったものを利用したり、風通しが良く速乾性のあるパジャマの利用や、ハッカなどひんやりとした感覚のある室内用フレグランスなどを使うことでも夏の睡眠をサポートしてくれます。
片頭痛急性期治療薬 約20年ぶりに新薬が登場!~ 片頭痛で悩まされている患者に朗報 ~
2022年4月、片頭痛急性期治療薬の新薬「ラスミジタン(商品名;レイボー)」が、約20年ぶりに登場しました。
片頭痛の病態は、片側に拍動性の頭痛が繰り返し生じ、頭痛の他にも悪心や嘔吐を伴うことが多く、日常生活のQOLに大きな支障をきたすことがあります。
その原因は、実はまだ解明されていないことも多い中、1980年代に提唱された「三叉神経血管説」が支持されています。
「三叉神経血管説」とは、顔の感覚を脳に伝える神経である「三叉神経」から脳の血管に、CGRPと呼ばれる神経ペプチドなどの神経伝達物質が放出されることにより、脳血管の拡張や血漿タンパク質の漏出が生じて、神経原性炎症を誘発して片頭痛が発生すると言われています。
近年では、片頭痛予防薬としてCGRPに対する抗体医薬品が臨床現場でも使用され、効果を顕していますが、このことからも「三叉神経血管説」が正しい根拠のひとつとなっていると考えられています。
そこで、片頭痛の急性期治療においては、三叉神経からの神経伝達物質の放出抑制、神経原性炎症の抑制、脳血管の収縮などがターゲットとなっており、現在使用されている片頭痛急性期治療薬「トリプタン系薬剤」もセロトニン受容体に作用し、三叉神経からの神経伝達物質の放出を抑制するとともに、脳血管の収縮作用により片頭痛の痛みを軽減しています。
しかし、コントロールされていない高血圧症の患者や脳心血管系の疾患のある患者さんには、安全性の懸念から投与できないことになっている他、トリプタン系薬剤で十分な効果が得られないこともある点が課題でした。
そのような中で、この度なんと約20年ぶりに、血液-脳関門を通過し、トリプタン系薬剤とは異なるセロトニン受容体に作用し、血管収縮作用を有しない比較的安全性の高いお薬「ラスミジタン(商品名;レイボー)」が発売されました。
ラスミジタンは、すでに米国をはじめ世界7か国(2021年12月現在)で承認されている医薬品です。
国内でのラスミジタンの承認により、安全性の面からも一般内科医師も処方しやすい医薬品となることから片頭痛で悩まされている患者さんに朗報となることが期待されます。
厚生労働省が定める「特定臨床試験」AHCCの進行肝細胞がん再発予防と安全性を確認!
補完代替医療分野で免疫活性食品として約30年前から医師が患者さんへの使用実績がある「AHCC(イムノメディックピュア)」について、この度AHCCの製造元の株式会社アミノアップと北海道大学病院消化器外科Ⅰの神山俊哉診療教授らの研究グループにより、進行肝細胞がん切除後の患者を対象に、厚生労働省が定める「特定臨床試験」が実施されました。
厚生労働省が定める「特定臨床試験」とは、2018年に施行された臨床研究法に基づき、厚生労働省が認定した倫理委員会で厳しい審査が行われ、当局が管轄する臨床研究データベースに登録・公表された臨床研究です。
それらの多くは医薬品や医療機器であることを考えると、AHCCはそれらに匹敵する信頼できる健康食品といえるのではないでしょうか。
この度の試験は、進行肝細胞癌切除手術後においても再発が多い一方で、術後の薬物療法後においても肝細胞癌治癒的肝切除術後アジュバント療法が確立されていない中、治癒的肝切除後の進行肝細胞患者の補助療法としてAHCCの再発予防効果と安全性を評価する目的で実施されました。
その結果、末梢血リンパ球比の維持と血清アルブミン値の術後早期回復、炎症関連スコアの値が手術後の経過中良好、または正常に維持されていました。
また、切除後2年無再発生存率は、既報に比べて約10%改善され、すべての被験者において有害事象はありませんでした。
これらの結果から、進行肝細胞癌の術後にAHCCを飲用することは、安全であり再発を予防する効果が期待でき、有用であると考えらます。
これらの結果は、2022年1月25日の「Integrative Cancer Therapies」に掲載されています。
補完代替医療として約30年前から使用されているAHCCではありますが、今後は大規模な無作為試験で検証することなどを含めて、一層エビデンスレベルを高めていく研究が重ねられていくことが期待されます。
カツオを使ったスタミナレシピ♪
いよいよ夏に向けて気温と湿度が高くなり、一年の中でもスタミナが必要な時季になってきました。
スタミナ食と言えば肉類やうなぎなどが思い浮かびますが、脂質も多いため胃への負担も大きくなりがちです。
そこで今回は、脂質が少なく暑い時季でもさっぱり食べやすく、初夏から旬を迎えているカツオを使ったスタミナレシピをご紹介します。
★カツオのアスパラギン酸に注目!
今回ご紹介するのは、カツオとごまを使った「カツオのごまタタキ」です。
「カツオのごまタタキ」のメイン食材であるかつおに豊富なアスパラギン酸は、スタミナアップや疲労回復効果が期待できます。アスパラギン酸を主成分にした栄養ドリンクも販売されているほどです。
さらにカツオや野菜にはカリウム、ごまにはマグネシウムが含まれており、夏バテシーズンを乗り切るための栄養素が詰まっています。
また見逃せないのが、カツオに多く含まれている鉄分です。鉄分が不足すると全身に酸素が行き渡らず、エネルギー不足を引き起こす原因となります。鉄分は汗からも流出するので、カツオで補うのも良いでしょう。
食べごたえのあるメニューなので、栄養素はもちろんお腹も満足間違いなしでオススメです。
★夏バテ予防にカツオを使ったスタミナレシピ!
では、夏バテ防止のスタミナ食となり、にんにくの香りが食欲をそそる「カツオのごまタタキ」をご紹介します。
カツオというと刺身やタタキなどが定番ですが、食感の良いごまに加えて、スタミナ食によく使われるにんにくやみょうがも使って、スタミナ食として食べ応えがある一品になっています。
カツオのごまタタキ 1人分 364kcal
材料:3人分
かつお(刺身用) ………… 1さく(約300g)
白ごま(黒ごまでも可)…… 約1/3カップ
ごま油 …………………… 大さじ1と1/2
細ねぎ ………………………………… 10本
みょうが …………………………… 1~2個
(A)
・にんにく3片(芯を取り薄切り)
・ごま油、しょうゆ各大さじ2
・みりん 、酢各大さじ1
作り方
(1)かつおは表面の水気をふき、バットに入れたごまの上を転がすようにしてまぶしつけます。
(2)フライパンにごま油を熱してかつおを入れて、中まで火が通らないようときどき転がしながら強火で表面全体を焼きつけます。まな板に取り、1.5㎝の厚さに切ります。
(3)フライパンをふいて、Aのにんにく、ごま油を入れて弱火で炒めます。にんにくがきつね色になったら火を止めて、しょうゆ、みりん、酢を加えて再び火をつけて、ひと煮立ちしたら火を止めます。
(4)細ねぎは4㎝の長さ、みょうがは縦半分に切ってから斜め薄切りにします。
かつおと一緒に器に盛りつけて、(3)のたれをかけます。
カツオには他にも、血液サラサラ成分として有名なDHA・EPA、ビタミンB群なども多く含まれています。
特にビタミンB群は、疲労回復に良いと言われている成分ですので、体力を使う暑い夏には意識して摂っておきたい成分です。ぜひ、夏バテに備えるためのスタミナメニューとしてお試しください。
新発見! ビタミンB2の新たな機能!
ビタミンB2と言えば、もう100年以上前に発見されている誰もが知っている水溶性ビタミンのひとつです。
そんな身近なビタミンB2ですが、この度、神戸大学バイオシグナル総合研究センターの研究グループにより、ビタミンB2がミトコンドリアを活性化することにより細胞老化を抑制するという新たな機能性について報告されて話題になっています。
なぜ、このことが話題になっているかといえば、細胞老化抑制のメカニズムが、「ミトコンドリアを活性化することによる」というところにあります。
ミトコンドリアと言えば、私たちが生きていくうえで、体内で消費するエネルギーの95%以上を作り出している細胞内小器官であることから、エネルギーの生産工場としてよく知られています。
しかし、ミトコンドリアの機能はそれだけでなく、最近の研究の中でミトコンドリアの新たな機能性について次々と明らかにされてきています。
例えば、ミトコンドリアの機能低下と疾患のかかわりについて、パーキンソン病、認知症、心臓病、糖尿病などの他、がんとの関係なども明らかになっています。
がんとの関わりについて焦点をあてると、健康な人でも毎日数千個のがん細胞が発生しています。
例えばNK細胞などの体内に備わっている免疫機能の働きにより排除されることもありますが、がん細胞の自滅を誘導する「アポトーシス」を促進して排除するというメカニズムもあります。
アポトーシス誘導には様々な因子がかかわっていますが、そのひとつにミトコンドリアが関与しています。
即ち、がん細胞という異常な細胞の細胞分裂を妨げようとするために、ミトコンドリアからチトクロムCという物質を放出してアポトーシスを誘導し、がん細胞を消滅させています。
このようにミトコンドリアの活性化は、私たちの健康と切っても切り離せない関係にありますが、ミトコンドリアは加齢とともに減少していくことがわかっており、老化現象とも深い関りがあるため、健康長寿を保っていくためには、体内のミトコンドリアを増やしていくことや活性化してくことが重要になります。
そんな中で、身近なビタミンB2のミトコンドリア機能低下を改善するメカニズムについて、国際学術雑誌に掲載されたことが専門家の間で注目を集めています。
今後も、ミトコンドリアと健康との関わりについての研究がますます盛んに行われ、新たな知見が次々に得られてくることが期待されます。
「アスパラガス抽出物」による新型コロナウイルス感染症重症化抑制への期待 ~ 「ホンマでっか!?」な話題 ~
オミクロン株の感染拡大が続いている中、新型コロナウイルスの収束が待ち望まれています。
そんな中、免疫力を低下させないために信頼できるサプリメントの利用は、有用であると考えられますが、さらには別の角度からのサプリメントの利用も有用かも知れないという話題をお伝えさせて頂きます。
先生方に対してお伝えする情報としては根拠に乏しいものですが、今回は「ホンマでっか!」という軽い気持ちで、ひとつの情報として気軽にご覧いただければ幸いです。
杏林大学医学部の木崎節子(タカコ)教授らは、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質S1サブユニットが、TLR(toll-like receptor)-4シグナルを活性化することにより、炎症反応を誘導させることを報告しています。
一方、新型コロナウイルス感染後の過剰な宿主の炎症は、新型コロナウイルス感染症の重症化と死亡率に関連していることが指摘されています。
木崎教授らは、「アスパラガス抽出物」は、皮膚繊維芽細胞の炎症性シグナルを抑制することがすでに報告されていることから、新型コロナウイルス感染後の過剰な宿主の炎症を「アスパラガス抽出物」で抑制できるのではないかと考え、S1刺激マクロファージの炎症性反応に対する「アスパラガス抽出物」の効果を調べました。
その結果、「アスパラガス抽出物」は、細胞の生存率を低下させることなく、炎症性サイトカインとして知られているインターロイキン-6(IL-6)のS1からの分泌を濃度依存的に有意に減少させる他、S1により誘導される炎症反応を抑制するいくつかの結果が得られたことから、木崎教授らの研究は、新型コロナウイルス感染患者の過剰な炎症反応を「アスパラガス抽出物」の摂取によって抑制し、重症化や死亡率を低下させることができる有用な手段のひとつとなる可能性が高まりました。
現時点で、新型コロナウイルス感染症に対して明確な治療法が確立されていない中で、予防が重要な鍵を握っています。
予防の立場からのひとつの手段として、AHCCやフコイダンなどの免疫力を高めるサプリメントや、思いやりのPQQなどのアスパラガス抽出物含有サプリメントの利用も健康維持という立場からも有用かも知れません。